魁!豚トロ工房

古いビルの屋上で木工を楽しんでいます

バッフル式サイクロン集塵機4

集塵機の最終調整です。

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まずはバッフル板をトリマーで切り出します。
仮組みしてあったサイクロンユニットを一度分解してシーリング材で隙間を埋め、密閉度を上げてバッフル板を取り付けます。

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これは海外の木工家のThienさん考案のサイクロンで、この不思議な形の板がゴミを分離するキモのようです。
理屈からするとあんまり分離はうまくいかないような気がしますが、今回はサイズを小さく、低くすることに重点をおいたので、分離性能が旧サイクロンより若干落ちることは覚悟しています。
海外ではサイクロン集塵機と言えばほとんどこれです。Youtubeにも作例の動画が沢山投稿されています、もしかしたら分離能力も高いかもしれません。

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電源スイッチは小さめのものをホームセンターで購入して付け替えました。ピンボケ・・・
穴をあけた板を取り付けてぶら下げられるようにしました。

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台車の底に掃除機の熱風が溜まることが発覚したので、排気のための穴を開けました。キャスターも取り付けて機動性もUP!

f:id:kotob:20200806220212j:plainユニットと掃除機のホースもできる限り短くして接続、これでやり残しはありません。完成です!!

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早速分離能力テストです、ペール缶半分のおがくずを何回か吸ってみました。

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少しゴミがフィルターまで届いています・・・、パウダー状のものしか届かなかった旧サイクロンに比べて分離性能が悪くなりました。

でもこれならペール缶が一杯になるまでフィルター交換しなくて良さそうなので許容範囲です。

それより小さくて移動が楽になったほうが嬉しいです!

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工房の定位置に置くとこんな感じです。電源スイッチは壁に引っ掛けて使います。

掃除機のメンテナンスと、全体の密閉度が上がった事でめちゃくちゃ吸引力が上がりました!!満足です!

木製薄型スロープ

最近ディスクベルトサンダーやエアコンプレッサーを購入したため工房内がめちゃくちゃ窮屈です。

雨の日以外は毎回テーブルソーか自動カンナを外に出して作業エリアを確保しています。

少し前の屋上防水処理の時に写真のような雨の侵入を防ぐための高さ2㎝の段差が作られてしまいました。

キャスターではギリギリ乗り越えられないのでテーブルソーの移動が一苦労です。

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そこで今回はキャスターで乗り越えられるように合板を張り合わせてスロープを作ってみます。

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昔、間仕切りをDIYしたときの化粧板の切れ端(4mmシナ合板)がとってあったのでそれをメインの材料にします。2枚ずつ3,6,9,12cm幅にカットします。

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階段状に張り合わせたものを2つ作ります。

2つを向かい合わせにすると上下が平行になるのでありったけのクランプを総動員して圧着します。

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接着完了です、長さが揃っていないのは材料の都合です。

試してみるとキャスターで乗り越えられるようになりました。

これで完成としたいところですが段が気になります、もう少しなめらかにする方法を考えてみました。

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2つのスロープを背中合わせに両面テープで張り合わせます、そしてそのまま自動カンナを掛ければ斜めにカンナ掛けすることになります、反対側も同じように自動カンナを掛けました。

最終的には段がなくなるまで削ることができそうですが、強度を考えて1cmm程度の角落としでやめておきました。

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サンダーを掛けて屋外作業台の時に余った塗料を塗って完成です。

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これで悩みが一つ解消されました!

バッフル式サイクロン集塵機3

今日はサイクロンユニットと掃除機を一緒に乗せて運ぶための台車を作ります。

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これは旧サイクロン集塵機で使っていた台車です。

すのこをコーススレッド組みあわせて作ってあります。適当に作ったものなので強度が低くグラグラします。

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全部解体します、ひのきなのかな?もったいないので再利用します。

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板を自動カンナにかけて表面をきれいにします。少し薄くなってしまいます。

ずっと使っていなかった自動カンナの動作チェックにもなりました。

デジタル目盛りの電池が切れていたので交換。

 

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板の耳の部分をテーブルソーで切り落として板剝ぎし、台車の底板に再利用しました。

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余っていたラワン合板を使い台車を組み立てて本日は終了です。

次回でサイクロン集塵機2号完成です。

バッフル式サイクロン集塵機2

今日から4連休です、注文したホースも到着したので集塵機の制作に取り掛かります。

ホームセンターでプランターと密閉可能なペール缶の蓋を購入しました、まずはこれでサイクロンユニットを作ります。

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端材でプランターを固定していらない部分をテーブルソーでカットします

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随分前に購入したラワン合板を引っ張り出してきてカット。

一応屋外作業台はこのためにテーブルソーよりちょっとだけ低く作っておいたので、大きな合板を気楽にカットできます!

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トリマーテーブルと治具を駆使して円形パーツを切り出します

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ホース接続部分もジグソーやベルトサンダーを駆使して作ります。

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ペール缶の蓋にも穴をあけ、一旦ユニットを仮組みしていきます。

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掃除機のホースの先についていたスイッチはホースを変えるので使えません。

回路を余っていた別のスイッチに置き換え、掃除機のOnOffができるようにしました。

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掃除機とサイクロンユニットをホースでつなげば一応完成です。

まだ仮組みなので吸引力は全力ではありませんが、集塵機が無いとそこら中が粉だらけになるのでまずは集塵機能復活を最優先にしました。

バッフル式サイクロン集塵機1

写真はこのブログを始める少し前から使い続けている自作のサイクロン集塵機です。

当時はサイクロン集塵がブームになっていて木工系のブログで様々な情報が飛び交っていました。

仕組みが面白いので、自分でも作りたくなってしまいました。

それっぽいプランターを組み合わせて自作したサイクロン部分に不要になった掃除機を接続して使います。

見た目は雑ですが、これがかなり効果的におがくずを分離してペール缶のほうに溜まってくれるので、掃除機側のフィルターを交換はほとんど必要ありません。

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今では屋上工房の重要設備なのですが、最近吸い込む力が弱くなってきました。

見ての通り頭でっかちでバランスが悪く取り回ししにくいことがずっと不満でした。

そこで今回もっとコンパクトに作り直すことにしました。

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まずは掃除機部分をチェックです、埃を払うと「コロナ」の文字が!風評被害に負けず頑張っていただきたいです。

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そして分解して清掃します。今回もエアダスターが大活躍!!

カーボンブラシ部分はリベットで固定されていて様子を見ることができませんでした。

f:id:kotob:20200725105522j:plainホースのチェックをしていると問題発覚!いたるところでひび割れが発生しています、これがパワー不足の原因のようです。

Amazonで同じような太さのホースを注文して次回に続きます。

 

オービタルサンダーメンテナンス

今日はオービタルサンダー「リョービMS-350」のメンテナンスです、充電ドライバーと同じく20年ほど前に購入した電動工具で今も現役です。

写真のようにパッドがかなりすり減っています。

本体は廃盤ですが、まだ純正の交換パッドは販売されていました!

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カーボンブラシの状態も見たかったので、今回も分解してみました。

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中は粉だらけです、カーボンブラシはまだまだ使えそうでした。

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新兵器のエアダスターを使って可能な限り粉を飛ばして掃除します。

エアダスター良いです!!きれいになりました。

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元に戻してから、新しいパッドを張り付けて完成です。

ピカピカになりました。まだまだ頑張ってもらいます。

ジャンク工具メンテナンス

前回の続きです、ナショナルの12V充電式ドリルドライバーが欲しいのですが我が家の充電器はニッカド専用です。

ニッカドバッテリーの時代は終わりその後ニッケル水素バッテリーに代わりました、それも終わりをつげ現行機はリチウムバッテリーが採用されています。

ニッカドバッテリーバッテリーのドリルドライバーなんて欲しくても売っていません・・・もちろん新品を買う予算もありません。

何か良い方法がないかネットを検索すると色々な情報がでてきます。

その中で見つけたのがジャンク電動工具の修理動画です、見ているだけでも楽しいのですが自分でもやってみたくなりました!!

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我慢できなくなり、充電器、12Vドリルドライバーx2、12Vバッテリーx2をヤフオクで落札!全部で1000円(送料別)なのでたとえ動かなくても悔いはありません。

まずは保有のバッテリーを差して動作チェックです・・・どちらも動きます・・・軸ブレもしていないようです。

動かない工具を修理して治すイメージトレーニングをしていたのでちょっと拍子抜けです。

ただ、2台とも速度切り替えが「High」に入ったまま切り替えできません、動作音も少し重い感じです。

今日はこの2台をオーバーホールしてみます。

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まずは黄色いほうの「ナショナルEZT111」を分解します、戻せなくなると怖いので動画を取りながら行いました。

カーボンブラシの交換も予定していましたが汎用のDCモーターが使わていて交換はあきらめました。

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思った以上に部品が多く不安になってきました・・・パーツクリーナで汚れを落としいきます。

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プラスチックパーツも可能な限り洗浄!

分解したときの記憶をたどりながら組み立てていきますが初めてなのでうまくパーツが合いません・・・

撮ってあった動画も確認しながら何度も試行錯誤して無事組み立て完了!新品のグリスも塗っておきました。結局半日かかってしまいました^^;

もう一台の年季の入った「ナショナルEZT103」も同じように分解+組み立て+グリスアップを行いましたが構造がよく似ているので1時間で組み立てることができました!

2台とも「High」「Low」切り替えも復活、動作音も軽い感じになりました。

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これで我が工房の充電式工具は4台に増えました!!

電動工具の分解なんて考えたこともなかったのですが、やってみればできるもんです!!

ネットのおかげで自分のスキルがどんどん増えていく気がします。

 

今回のオーバーホールが快感だったので毎晩ヤフオクでジャンク工具を物色するようになってしまいましたが「これ以上ドリル増やしてどうするんだ?」と堪えています^^;

 

 

 

■注意■  当ブログに記載されている製作・改造などの情報は、危険を伴う場合もありますので自己責任での利用をお願いします。